小学生がアメリカで英語を習得すること(前半)
全く英語をしゃべれなかった小学生が、日本での英会話開始から2年半、現地の小学校に転入してから1年半たち、日常生活に困らない英語を身につけました。その過程を前半と後半に分けて紹介します。
この記事は前半(日本での英語学習)です。
後半(現地校での様子)はこちらから↓
日本でできる現地校の転入準備はこちらから↓
1、日本で英会話レッスンを開始
サンディエゴに行くことが決まって、いちばん心配だったのは当時小学校3年生と5年生だった子どもたちの英語力でした。
英語は小学校でアルファベットを習った程度で、話すことも書くこともまともにできません。周りの人から「子どもはすぐにしゃべれるようになるよ」と言われましたが、小学校高学年ではおそすぎるのではないかと思っていました。
帰国子女に関するウェブサイトで、英語ができないまま現地校に入れられた子どもたちの苦労についての記事を読み、不安がさらに高まりました。
そこで、まずは英会話スクールに通わせることにしました。
2、ベルリッツに通う
最初はネイティブの先生との対面式がいいのではと思い、「ベルリッツ」に入会させました。
子ども2人が一緒に受けられるセミプライベートレッスンを選びましたが、オンライン英会話に比べるとかなりの投資でした。
申し込むときにコーディネーターの方にも、「週1回では身につけるのは難しい」と言われましたが、他の習い事との兼ね合いや、通学の負担から、まずは週1回から始めることにしました。
レッスンはほぼ毎回違う先生でしたが、子どもたちは楽しかったようでした。でも、ただ遊んでいるだけのようなレッスンもあり、あまり進歩は見られませんでした。
3、オンライン英会話(Eigox)を始める
そこで、私が先に始めていたオンライン英会話(Eigox)を子どもたちにも受けさせることにしました。
こちらは週2回にして、英会話レッスンは全部で週3回になりました。
私も次第にあせってきて、Eigoxの先生やスタッフの方に、どうすれば早く上達するのか質問をしてしまいました。
「時間が必要」「できれば毎日したほうがいい」「ふだんから英語の動画を見るといい」などいろいろアドバイスをもらいました。
最初のうちは私も一緒にレッスンを受けて、先生の指示にそってテキストを開いたり動画を見せたりしていたのですが、次第に子どもだけで受けられるようになりました。
発音、フォニックス、動画、単語あてゲームなどをして1年が過ぎ、いよいよサンディエゴの現地校に入学することになりました。
4、日本での準備の感想
もしやり直せるとしたら、最初からオンライン英会話を週5−6回のペースで受けさせると思います。
毎日少しずつでも続けることが語学の習得には必要だからです。そのためには、英会話スクールの高いプライベートレッスンよりも、オンライン英会話が向いていると思います。
年齢によっては英語のYouTubeなどを見せるのもいいかもしれませんが、小学生以上だと日本語のレベルが上がっているので、簡単な英語を使った番組は子どもっぽすぎて興味が持てない、興味のある内容は英語では理解できない、という問題がありました。
(後半に続く)
娘のホームスクーリングを始めて2か月が経ちました。