子供の学校に関する親の負担を日米比較

こんにちは。アメリカ生活3年目のYukaです。

今日は小学校〜中学校の年齢の子供を持つ親の負担が、特に学校生活に関して、日米でどのように違うかを書きたいと思います。(これはあくまで私個人の感想で、学校や家庭の事情により違います。)

アメリカの学校が楽な点

  • PTAが強制参加ではない

  • 親の参加する学校行事が少ない

  • 現金による集金がない

  • 学校からの連絡がメール

PTAへの参加は任意です。参加を希望する人によって運営されているので、日本のように学年始めにジャンケンやくじ引きで役員を決めるというストレスがありません。

アメリカの小中学校には、授業参観や運動会など、親の参加が求められる学校行事がほとんどありません。PTAのイベントも、平日の日中ではなく週末やランチタイムに開催されることが多いです。

また、日本のような集金袋による集金がありません。公立学校では基本的に全ての教材が無料で提供され、校外学習などで集金が必要な場合には、払える人のみが小切手を提出するような形でした。

その代わりにPTAへの寄付として、銀行、PayPal、Venmoなどから定期的に振り込むことが期待されています。先生がAmazonに作った「ほしいものリスト」から購入して、学校にプレゼントする場合もあります。アメリカの公立学校は半分が州からのお金、1割弱が国からのお金、残りは地元の税金等で運営されているそうですが、親からの寄付も貴重な財源になっている印象があります。寄付は強制ではありませんが、子供の学校が良くなるためなら寄付しようと考える親も多いと思います。

学校や先生からの連絡やアンケートはほぼメールで行われます。紙のお知らせや連絡帳がないのは、管理が楽で、なくす心配もないので効率的です。

アメリカの学校が大変な点

  • 送迎が必要

  • お弁当が基本

  • 夏休みが長い

日本では小学生の子供だけで通学できますが、アメリカでは中学生になっても基本的に送迎が必要です。治安の問題に加えて、場所によっては車でしか通えないからです。スクールバスが利用できない場合は、親が車を出すか、付き添って通学することになります。高校生になると、運転免許を取って自分の車で通学する場合もあるようです。

学校によって、朝と昼に「フリーミール」と呼ばれる無料の軽食が提供される場合があります。本来は所得制限があり、申請した子供だけが食べることができます。それ以外の子はお弁当を持参します。(実際には余るほどのフリーミールが提供されて、お弁当だけでは足りない子は自由に食べているようです。)

夏休みが3か月近くあるため、多くの子が「サマーキャンプ」に参加します。「サマーキャンプ」はアウトドアの「キャンプ」に限らず、夏に子どもたちが通うクラブ活動のようなプログラム全般を指します。夏休みの思い出作りのために参加させる場合と、親が仕事をしていて子供の居場所が必要で参加させる場合があり、時間帯も内容も色々です。習い事の集中レッスンを受ける子もいます。コロナ以前は、春頃からすでに申し込みが始まり、人気のプログラムは争奪戦になることもあったようです。複数のプログラムをどのように組み合わせるか、出費を抑えるにはどうしたらいいかなど、長い夏休みに悩む親が多いのではないかと思います。

私にとって、アメリカでの子育ての一番の負担は送迎です。仕事で送迎ができない親は、学校が終わった後にアフタースクールに預ける、シッターに送迎を頼む、友達の親に頼むなど工夫しているようです。

お読みいただきありがとうございました。

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