英語では数値と単位の間のスペースを意識する

こんにちは。アメリカ生活4年目、メディカルライター・翻訳者のYukaです。

今日は、英語で数値に単位をつけて書く時に、数値と単位の間のスペースをあけるかどうかについて、AMA Manual of Styleの規則に従って整理していきたいと思います。

「数値と単位の間には半角スペースをあける」と教わったことのある人も多いと思いますが、いくつか例外があります。また「XからY」などのように範囲を表すときに、この半角スペースの有無で表記方法が変わってきます。

数字と単位の間にスペースをあけないもの

%、℃(温度のdegree Celsius)、°(角度のdegree)、N(規定度)

例:5%、20℃、60°、5N

数字と単位の間にスペースをあけるもの

上に記載したもの以外、ほとんどすべて

例:40 kg、5 mL、90 mg/dL

単位と単位の間にスペースがあるもの

血圧などを表す単位(mm Hg)

toを使って範囲を表す

さらに、文中で範囲を示すときは通常はハイフン(-)ではなくtoでつなぐほうがいいというルールがあります。

たとえば範囲が10歳から20歳の場合は 10 to 20 years とします (10-20 yearsではない)

上に書いた「数字と単位の間にスペースをあけない例」では、 toの両側にある数値にそれぞれ単位をつけます。

範囲が5%から10%の場合は 5% to 10% とします (5-10%や、5 to 10%ではない)

例外:

年度を表す時はハイフンでつなげてもいい academic year 2021-2022 fiscal year 2021-2022

範囲が括弧の中にある場合はハイフンでつなげてもいい median 35 years (range, 28-45 years)

今日は間違いやすい数値と単位の表記方法について説明しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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