メディカルライターに求められる実践力

こんにちは。アメリカ生活4年目のYukaです。

今日はフリーランスのメディカルライターに必要とされる力について、私の考えを書きたいと思います。

メディカル翻訳関連のお仕事をされていて、メディカルライターにも興味を持たれる方がいらっしゃるようです。そのような方にどんな仕事なのかのイメージが伝わればと思います。

メディカルライターといってもいろいろな業務がありますが、私が関わっているのは主に臨床に関する内容で、論文や学会発表のお手伝いです。

これまでに論文(英語でも日本語でも)を書いたり、学会で発表したりした経験がある場合、それは大きな強みになります。

メディカルライティング業務で必要とされる作業についてまとめてみました。

Wordをある程度使いこなせる

投稿先の論文のスタイルに合わせて書いたり、クライアントとのやり取りでは、校閲機能を使って修正したりコメントをつけたりする必要があります。

文献を引用するためのソフトウェアを使える

私は昔から使っているオンラインのEndnote(無料)を今も使っていますが、論文作成では何らかの文献引用ソフトウェアを使える必要があります。

データから図表を作成できる

私は表はWordで、図はExcelで作成してからPower Pointで編集しています。

PowerPointをある程度使いこなせる

論文の図以外に、学会プレゼンテーション用のスライドやポスターを作成する際にPowerPointが必要になります。Adobe Illustratorなどの画像編集ソフトは必須ではありません。

PDFファイル用のソフトウェアの注釈機能を使える

PowerPointで作成した資料であっても、それをPDF化したものをやり取りすることがあります。無料版のAcrobat Readerでよいので、注釈機能を利用して、相手のコメントを承認したり、返信したり、新たなコメントをつける作業ができる必要があります。

ここまでは、主に編集に関する技術について書きました。ここからはライティングに関することです。

関連する論文を探して要点をまとめることができる

論文の導入や考察の部分を書く際に、過去の論文を探してその内容を引用できる必要があります。

報告書から重要なデータを抽出できる

計画書、報告書、数値データの中から、何を採用するか決める力が必要になります。

データからストーリーを作ることができる

全体が一貫したテーマに沿って論理展開されていることが、読みやすさにつながります。

英語のアカデミックライティングに慣れている

最終的にはネイティブチェックが入るので、完璧な英語である必要はありませんが、アカデミックライティングのルールに従って英文を書ける力があることは強みになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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