時間とお金をかけることがいいサービスにつながる

アメリカ生活4年目のYukaです。

今日は、翻訳とメディカルライティングの仕事を始めて、サービスの質、時間、お金について考えたことについて書きたいと思います。

結論:サービスの質を保つためには、複数の工程を経る必要があり、時間とお金がかかります。

フリーランスの翻訳者やメディカルライターには会社(エージェント)と契約するか、クライアントと直接取り引きをするか、2通りの働き方がありますが、今回はエージェントでの仕事をイメージして書いています。

翻訳には何段階もの工程が必要

翻訳者が与えられた原文を翻訳し、別の翻訳者がチェックやレビューを行い、さらに編集部が確認してクライアントに提出する、というのがエージェントでの翻訳業務の一般的な流れになります。この場合、それぞれの担当者がお互いの名前を知ったり、連絡を取り合ったりすることはあまりなく、プロジェクト・マネジャーと呼ばれる職業の人がその間を取り持つ役割を果たします。

メディカルライティングにも何段階もの工程が必要

メディカルライティングの場合は、ライターが原稿を作成すると、シニアライターやチェック担当者が確認し、ライターが戻された原稿を修正し、それを再度チェックした上でクライアントに提出します。そのため、ライターは自分がどのようなミスをしたか、どこがひとりよがりであったか知ることができます。英語の場合には、ネイティブチェックも入ります。その後、クライアントからのレビューをもとに何度か書き直すことで、クライアントの意向をライティングに反映することができます。

サービスの質と工程の数は、かかるお金と時間に比例する

少なくとも翻訳やメディカルライティングについては、ある程度の質を保つには複数の人が関わる必要があります。もし私が今後クライアントと直接契約することがあったとしても、自分が提供できるサービスの限界をきちんと把握し、翻訳チェッカーやネイティブチェッカーと組むか、クライアント側にそのような担当者がいることを確認するつもりでいます。

翻訳やメディカルライティングをどこかに依頼する場合には、いくつの工程が組み込まれているのかをぜひ確認してほしいと思います。時間とお金を節約すると、多くの場合に質が犠牲になります。ある程度の質のものを得るためには、時間に余裕を持って依頼し、それなりの料金を支払う必要があります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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