ライターや翻訳者のマーケティングについて考える
みなさん、こんにちは。アメリカ生活5年目に突入した、メディカルライターとメディカル翻訳者のYukaです。
今日は、フリーランスでライティングや翻訳をする場合の「マーケティング」の位置付けについて考えてみました。
私の場合、アメリカ在住中にフリーランスを始めたこともあり、始めから「フリーランスにはマーケティングが必須」という考えがありました。
ここでマーケティングというのは、ソーシャルメディアでのつながりを増やしたり、自分がやっていることを宣伝したり、自分の存在と仕事の内容を知ってもらうことを指しています。
さらに進んだものでは、自分からクライアント候補に声をかけるというのもあります。
最近になって気づいたのですが、アメリカのフリーランサーは、クライアントとの直接契約を目指している人が多いようです。
そのためには、自分自身をアピールしたり、積極的に売り込んでいくことが必須で、たとえば「LinkedInに定期的に投稿する」「クライアント候補にダイレクトメール(コールドメールを送る)」という方法が勧められているわけです。
一方、私の場合はメディカル専門ということもあり、翻訳もライティングもエージェンシー経由の仕事がほとんどです。
自分のマーケティングの成果としてクライアントとの契約が成立しているのではなく、エージェンシーである翻訳会社が仕事を受注して、それを私に回してくれているわけです(ありがとうございます)。
つまり、私自身がネットワークやマーケティングをしたとしても、すぐに仕事につながるわけではない。
そのことに気づいたら、余裕がない時には、ソーシャルメディアでの発信を休んでもいいと思えるようになりました。
もちろん、新しいつながりや発見を得られる場所という意味で、ソーシャルメディアは貴重な存在ではありますが、それが時間的、精神的な負担になってしまうのでは意味がないですよね。
ある翻訳者さんが「どんな経緯で翻訳者になっても、翻訳に対してどういう姿勢でも、締め切りを守ってクライアントが満足する仕事を納めていればそれで十分ではないか」という趣旨のことを、Twitterに投稿されていました。
それと同じように、フリーランスだからこうしなければならない、マーケティングは仕事の一部、という考えに囚われすぎないほうがいいのかもしれません。
私の場合、まずは目の前の課題に精一杯取り組み、スキルアップのための勉強を続けることを優先させようと思いました。
エクセルで作成した図がPowerPointで編集できなくなるトラブルの解決法(予防策)について解説しました。