私がフリーランスを続ける理由
こんにちは。メディカルライター&医師のYukaです。
以前の記事で、アメリカ滞在中にフリーランスを始めたきっかけについて書いたのですが、今回はその続きとして、帰国後もフリーランスを続けている理由について書きたいと思います。
フリーランスの最大の魅力は「好きな時間に働けること」ですが、最近では「限られた時間の中でスキルを最大限に発揮できること」が加わりました。
フリーランスを始めたいと思っている方やすでに始められている方は、「フリーランスになると何でも自分でやらないといけない」という記事をどこかで目にしたことがあると思います。実際、私も以前はそう思っていました。実際の業務に加えて、マーケティング、営業、プロジェクト管理、会計など、普通の企業では複数の部門に分かれていることを、自分一人でやらなければいけないと思っていました。たしかにフリーランスでは、自分で帳簿をつけたり、確定申告をしたり、個人型の年金に入ったり、お金の管理を自分でしっかりすることが大切です。一方で、数年間フリーランスとして働いてきて、会社員よりもフリーランスの方が自分が得意なこと、楽しいと思うことに集中できることに気づきました。
たとえば医師の仕事では、大きな病院で常勤として働く場合は、診療以外の業務が多く、実際に患者さんを診る時間は全体の20%以下になることも多いです。フリーランスとしてクリニックで働く場合は、勤務時間の90%以上は診療をすることになるため、フリーランスの方が「診療」というサービスを提供することに特化していると言えます。
また、ライターの仕事でも、個人のお客様相手ではなく、企業の「ライティング部門」からの業務委託を受ける形をとることで、先ほどあげたマーケティング、営業、プロジェクト管理などを自分でする必要がなくなり、「ライティング」というサービスを提供することに集中することができます。
つまり、お金を払う価値があると思ってもらえる「スキル」を持っているのであれば、マルチタスクを求められる会社員よりも、フリーランスとして働くほうが充実感が得られる可能性があるのです。
『ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由』というタイトルの本に、「自立とは、誰にも頼ることなく生きることではない」「自立とは、自分の人生を助けてくれる依存先が複数に分散されており、自分らしく生きるための自由が確保されている状態」と書かれています。この「自立」を「フリーランス」に置き換えたものが、私がフリーランスに感じている魅力そのものを表しています。
最近では、企業が人件費を抑えるために既存業務を外注化することが増えているようです。そこで、フリーランスで生計を立てていこうとした場合、この流れに乗って、個人のお客様ではなく企業向けにサービスを提供するのがよいのではないかと思っています。一方で、フリーランスの限界として、企業の経営方針に直接影響を与えることができないという点があります。これについては、理念に賛同できる企業を選んで働くことや、場合によっては法人化を目指すことで解決できると考えています。
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