自分の強みを活かす—フリーランスで必要なマインドセット

こんにちは。アメリカ生活4年目のYukaです。

今日は、フリーランスの仕事で必要とされる「強み」を活かすマインドセットについて書きたいと思います。

一度就職してしまえば、会社の倒産や急な解雇に遭わない限りは比較的安定した立場にある会社勤めとは違い、フリーランスで継続して仕事をもらうためには相手に満足してもらうことが必要になります。

そのため、失敗したら次から仕事がもらえなくなる、という不安がいつもどこかにあります。フリーランスにはfeast and famine cycleと呼ばれる仕事の波がつきものですが、仕事の途切れ目にはその不安が高まり、自分にはこの仕事は向いていない、実力が足りていないと悩むこともあります。

私が思う自分の「弱み」は、ミスが多いことです。人と比較したわけではないので、平均よりも多いのかどうかは分かりません。ただ、小学校の頃に計算ミスや単位の書き忘れで減点され、「うっかりミスをなくしましょう」と言われたことが今でも心に引っかかっています。

Twitterなどで「翻訳者はミスをしてはいけない」という投稿を見るたびに、自分が怒られているような気持ちになります。ただ、一人の力で間違いを0にすることは無理だからこそ、何人かの目を通すシステムになっているのではないかとも思います。

弱みを克服する努力は必要ですが、できないことだけ気にしていては自信をなくしてしまいます。あれもこれも足りないと不安になった時には、自分の強みを考えるようにしています。

私の強みは、新たな手法を身につけるのがはやい、スケジュール管理ができる、何事もそつなくこなせることです。職人のような正確さやこだわりはあまりない一方で、柔軟に素早く対応することが得意なタイプです。

自分の苦手な部分を改善する努力や、苦手を補うシステムの導入はもちろん必要ですが、仕事の時だけ都合よく性格を変えられるものでもありません。

サンディエゴで参加したリーダーシップ・プログラムでも、何でも一人でする必要はない、苦手なことは得意な人と一緒にやればいい、と教えられました。

フリーランスとしてやっていくには、自分の弱みではなく強みを常に意識し、チームの一員として仕事相手に貢献していくという心構えが大事だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Previous
Previous

フリーランス翻訳者になるために準備しておきたい7つのこと(前半)

Next
Next

欧州メディカルライター協会の会員になりました