フリーランス翻訳者に必要なスキルを1つあげるとしたら
こんにちは。アメリカ生活5年目、メディカルライターと翻訳者をしているYukaです。
フリーランスの産業翻訳者(実務翻訳者)に必要なスキルは何か。
語学力や翻訳力はもちろんですが、私は「新しいことをすぐに身につけられる力(適応力)」だと思っています。
翻訳勉強中や翻訳会社のトライアルなどでは、原文に忠実に、ミスなく訳すことが重視されます。
一方、実際の仕事では、スピード感が大切だと感じています。
初めての分野や、それまでと違うタイプの文書でも、普段と同じように能力を発揮できるか。指定されたCATツールをすぐに使いこなせるか。翻訳会社・クライアントごとのスタイルガイドに臨機応変に対応できるか。
翻訳の仕事は、思った以上に決まりごとや手順が多いので、知らないことをその場その場で調べたり聞いたりして、迅速に対応する力が求められます。
そう考えると、前職中に迅速・臨機応変に対応する力を鍛えられてきた人は、フリーランス翻訳者に向いていると思います。
また翻訳の仕事そのものよりも、「フリーランス」という働き方に適応力が必要なのかもしれません。翻訳は好きで得意だと思っているけれど、仕事を覚えるのはそこまで早くない、じっくり働きたいという場合は、社内翻訳者など別の形態の方が向いているのかもしれません。
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