AMWAの掲示板からメディカルライターとしてのキャリアを考える
こんにちは。アメリカ生活4年目のYukaです。
American Medical Writers Association(AMWA)の会員専用掲示板に「ノンネイティブのメディカルライターがアメリカで仕事を得るにはどうしたらいいですか?」と投稿してみました。
AMWAの掲示板を通じた他のメディカルライターとの交流
その結果、掲示板には「とにかく書いて、書いて、書くこと。テンプレートを使うだけじゃだめ。」という返信をもらい、それ以外に経歴の異なる4人のメディカルライターの方からダイレクトメールをいただきました。
予想を超える反響に驚くとともに、AMWAはアメリカ国内のメディカルライターにとって重要な団体であることを実感しました。
メールのやり取りをするなかで、実践的なアドバイスをもらうことができました。ベテランのメディカルライターは考えを文章にすることがうまく、面倒見の良い人が多いのではないかと思いました。
アメリカではメディカルライターになりたいと思っている人は多い
AMWAの掲示板の記事を過去にさかのぼって読んでいたところ、「メディカルライターになりたいのでアドバイスが欲しい」という医療従事者からの質問に対して「聞く前に自分で調べることが大切。調べる力がこの仕事をするには重要」「医療の知識があることとライティングの能力は別物」といった意見が寄せられているのを目にして、どの世界も新参者に厳しいベテランがいるなと感じました。
メディカル翻訳でも「医療の知識があるから翻訳ができる訳ではない」「普段から論文を読んでいるからといって英語が正しく読めるとは限らない」という意見を目にしたことがあります…
そういう人が実際多いのかどうか分かりませんが、新たな分野に挑戦しようとしている人には応援の言葉をかけてあげてもいいのではと思います。実際に厳しいかどうかは本人がやってみて決めればいいのです。
私自身は、今後はおすすめされた本を読みつつ、あまり得意ではないネットワーキングにもう少し力を入れていこうと思っています。
賠償責任保険への加入が必要かどうかは意見が分かれている
また、以前に翻訳のセミナーでも話題になっていたのですが、メディカルライターの間でも「個人で賠償責任保険に入るべきか」「どの保険でカバーされるのか」について悩んでいる人が多いようです。
掲示板の情報によれば、メディカルライターの場合、医療従事者向けの保険(臨床試験関連)がよいようです。ただ、アメリカ国内でMDを持っている人の場合はメディカルライティングの仕事をカバーする保険がないなど、人によっても違うようです。アメリカの保険と税金は素人には複雑すぎて分かりにくいです。
メディカルライターを続ける場合、日本でも何か保険に入ったほうがいいのか、調べてみようと思います。
お読みいただきありがとうございました。
ChatGPTは何でも嫌がらずに引き受けてくれる部下のような存在ですが