翻訳の単価交渉のチャンスは契約時のみ

こんにちは。アメリカ生活4年目のYukaです。

先日、海外の翻訳会社との契約にいたるまでのパターンをいくつか書きましたが(海外の翻訳会社との契約までの道のり)、今回は単価の交渉で失敗した、と思ったことを書きます。

日本の翻訳会社では、「トライアルを受けさせていただく」という雰囲気であるため、トライアルに合格してから単価を教えてもらうのが当然だし、交渉などできないものだと思っていました。

最近は、海外の翻訳会社とのやり取りの経験から、単価は交渉するものだと思うようになりました。(もしだめだとしても、交渉することで失うものはないです。)

先日、複数の国に拠点を持つ翻訳会社のリクルーターからフリーランス契約の打診があり、サンプルテストを受けました。

単価が気になっていたのですが、テストに受かるかどうかも分からないのに…と、聞くのをためらってしまいました。

幸いテストには受かったのですが、その後に提示された単価があまりにも低くてあぜんとしました。交渉したところ、最初の提示額の1.2倍までは上げてくれたのですが、それでも海外にしては…という単価でした。

(後日談:Prozのブルーボードでは評価の悪くない会社でしたが、何件か受注したところで、追加の業務が延々と発生するストレスフルな環境だと分かったため、契約を解除する予定です。単価は、その会社がフリーランス翻訳者をどの程度大事にしているかと相関しているかもしれません。)

先に単価を聞いておかなかったことが悔やまれました。これからは、テストを受ける前に単価の幅を確認しよう、と決意しました。

他のフリーランス翻訳者さんがどのタイミングで単価交渉しているのか、今度機会があれば聞いてみたいと思います。

実際、別のエージェントからの連絡があったときに、登録された場合の単価の目安と必要なCATツールについて聞いたところ、どちらも教えてもらうことができました。今後はしばらくこの方針でいこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。

Previous
Previous

英語発音指導士—英語の先生にはプラスになる資格

Next
Next

LinkedInの可能性について考える—日本ではまだまだ