フリーランスは家事代行のつもりで

みなさん、こんにちは。メディカルライターとメディカル翻訳者のYukaです。

人にお金を払って何かを頼むのは、問題を自分で解決できない場合と、自分でもやればできるけれど時間や余裕がない場合の2通りがあります。

たとえば、壊れた家電の修理は前者(技術的に無理)で、家事代行は後者(時間がない)になると思います。

翻訳やライティングを外注するクライアントは、おそらくそのどちらも混じった気持ちでいるのではないかと思います。

ただ、仕事を受ける側としては、「クライアントは家事代行を頼んでいる」と考えたほうがスムーズかもしれないと最近は思っています。

クライアントは「自分でもできること」を、わざわざお金を払って外注している。そういった状況で、クライアントに「自分でやったほうがましだった」と思わせてしまうのはアウトなのです。

クライアントのほうが背景知識を持っているのは仕方がないとしても、正確さ、文章の書き方、スピードなどの点でクライアントの期待を超えた付加価値をつけることで、総合点がプラスになるようにしないといけない。

そして家事代行と同じように、立場をわきまえる(余計なことに口を出さない)、安心感と満足感を与える(プロフェッショナリズム)、相手の希望をくみ取る(自分のルールを押しつけない)といった、ソフト面のスキルも。

フリーランスでは、クライアントからの評価次第で、その後に仕事をもらえるかどうかが決まってしまいます。スキルを身につけるだけでなく、そのスキルを活かしてクライアントに満足してもらうこと。どんな仕事でも結局はサービス精神が一番大事なのかもしれません。

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