日本を離れて得たもの

こんにちは。アメリカ3年目のYukaです。

今日は、私のことで少し暗めの内容になりますが、日本を離れることで手に入れた心の自由について書きたいと思います。

よく、日本人は同調圧力が強く、アメリカ人は個人主義だと言われます。そういった世の中の雰囲気がどこまで私の考え方に影響しているのかは分かりません。それよりも、日本で私の人生に深く関わっていた人との間に物理的・心理的な距離を置けたことによる影響が大きいと思っています。

子供の頃から、周りの期待に沿っていれば間違いないはずだと思っていました。自分にとって楽しいかどうか、やりがいがあるかどうかではなく、誰からも文句を言われないような安全な道を無意識に選んでいました。

アメリカに来て最初の1年は日本にいた時と同じように時間に追われる毎日でしたが、2年目にコロナで自粛生活が始まったことをきっかけに、自由な時間が増え、自分にとって大切なものが何かをあらためて考えるようになりました。

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その後ニューヨークへの引越しが決まり、「常勤の仕事につかない」と決めた時、「もったいない」という反応を示した人もいました。

ニューヨークに来て半年がたち、その時の選択を全く後悔していません。むしろ、自分の道を切り開いているような開放感があります。周りの人の考えや期待に沿って行動しなくても、大して悪いことは起こらなかったという経験は、私にとって大きな意味がありました。

“Restrictions on our autonomy may lie at the heart of a great deal of our unhappiness”

The Desire for Autonomy by Alex Lickerman

自分の気持ちに素直に従うこと。子供の頃から周りの人がどう反応するかを気にしていた私にとって、日本では難しいことでした。外国に移るという大きな環境の変化がなければ、それまでの生き方の不自由さに気づくことすらなかったかもしれない。そう考えると、良いことばかりではないけれど、アメリカに来たことは私にとって大きな意味があったと思うのです。自由の国、ありがとう。

お読みいただきありがとうございました。

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