話し方から伝わるその人らしさ
こんにちは。メディカルライター&医師のYukaです。
最近は有名人でなくても、個人でいろいろなメディアを使って情報を発信することが可能になりました。X(旧Twitter)やインスタグラムなどのSNS、YouTube、音声配信(ポッドキャスト、日本独自のVoicyやstand.fm)、ブログなど、複数のメディアを使いこなしている方も増えています。
私が最近感じているのは、多くの情報を手に入れるのに適しているのは文字メディアですが、「その人らしさ」が一番伝わるのは音声メディアだということです。受験や就職などでも、実際に話す姿を見て、面接官はその人がどういった人なのかを判断しているのではないかと思います。人間のコミュニケーションの中で「話す」ことには特別な力があり、「話し方」を通じていろいろなことが伝わると感じます。
一方で、「その人らしさ」が伝わりにくい文字メディアは、特に「強い主張」がある場合に誤解を生んでいしまうことがあります。日常的にTwitterを使っていたころは、投稿が炎上する場面をよく見かけましたが、同じ内容が音声配信であれば炎上しなかったのではないかと思います。良くも悪くも、文字情報は発信者の人間性と切り離されて伝わってしまうようです。
ここから思うのは、個人事業主が「その人らしさ」を一番アピールできるのは「音声メディア」ではないかということです。依頼者が興味あるのは、仕事をきちんと遂行できるかどうか(能力)に加えて、安心して仕事を任せられる人かどうか(人間性)、さらには直感的に好きかどうか(相性)だと思うからです。
撮影や編集に手間がかかる「動画」に比べ、「音声」は録音や編集が比較的簡単です。音声メディアで情報を発信することは、個人事業主にとって今後ますます欠かせない手段になるのではないかと思います。私自身も、半年以上放置してしまっているポッドキャストをそのうち再開したいと思っています。