Vanessaの通信講座:Fearless Fluency Clubを5か月続けた感想
今日は、YouTubeで人気の英語番組 “Speak English With Vanessa”の通信講座である “Fearless Fluency Club”を受講した感想を書きます。
受講時の私の英語力は、スピーキングはB2、そのほかはC1でした。
“Speak English With Vanessa”がYouTubeに登録されたのは2014年のようですが、2020年10月現在ではチャンネル登録者数が260万人を超える人気番組です。
画面から伝わってくるVanessaの優しい人柄、発音がはっきりしていて聞き取りやすいところ、ご主人のDanとの自然な会話が楽しめるところがこの番組の魅力です。
YouTube動画をしばらく視聴し、有料の通信講座である“Fearless Fluency Club”の中身が気になったので、受講してみることにしました。
私が申し込んだときには、最初の1か月は$5(約600円)、次の月から$35(約4000円)でした。
1、教材の内容
毎月の教材の内容は、Vanessaがゲストにインタビューする動画(約1時間)がまずあり、インタビューの内容に関する語彙・文法・発音のレッスン動画(それぞれ30分以上)が用意されています。
インタビューや解説動画のスクリプトをダウンロードすることもできます。
また習った語彙や文法を実際に使うためのテキストブックもありました。
Fearless Fluency Clubの受講者だけが加入できるFacebookのグループがあり、アメリカ東部時間にはなりますが、毎週日曜日の朝のFacebookライブでVanessaと直接チャットすることもできました。
2、気に入った点
英語教授法で一番大切にされている「語彙と文法を、文脈や背景と一緒に理解する」という理念に沿った教材です。
インタビューの内容と関連付けて覚えることで、単語や熟語が記憶に残りやすくなっています。
自然なアメリカ英語のアクセントが身につきます。これは VanessaのYouTubeを見るだけでも十分かもしれません。
実際の会話でよく使われる語彙が身につきます。レッスン後にほかのポッドキャストを聴いたときに、レッスンに出てきた単語だと気づくことがしょっちゅうありました。
Facebookグループに参加することで、学習仲間を作ることができて、モチベーションにつながりました。
3、使いにくいと思った点
インタビュー内容に興味が持てるかどうかで、その月のモチベーションがきまってしまいます。
レッスン内容にバラエティを持たせるために、毎月いろいろなゲストが登場します。
マニアックな内容もあり、アメリカの文化を知りたい、視野を広げたい人には向いていると思いますが、興味のある内容で英語を勉強したいには向いていません。
また一つの動画が長い(30〜60分)なので、見たいところだけを復習することができません。10分程度に分けて編集されているほうが使いやすいと感じました。特に、語彙・文法・発音のレッスンビデオは、続けて見ていると疲れてくるので、分けてほしいと思いました。
4、結論
総合的にはとてもいい教材だと思います。
真面目に取り組めば、必ずスピーキング力が上がると思います。
ただ上に書いたように、インタビューの内容に興味が持てない月がありました。そのため、5か月間続けて購読を中止しました。
アメリカ文化に興味があり、自分で計画を立てて真面目に取り組める人にはおすすめです。
お読みいただきありがとうございました。