翻訳に関するオンラインコンサルテーション
メディカル翻訳者を目指してトライアルを受け始めて1か月。
トライアルを受けた日本国内の翻訳会社のうち、合格したのは1社、3か月後の再挑戦を勧められたのが1社で、ほかは合格基準を満たさず不合格という結果でした。
トライアルではどこを改善すればいいかといった具体的なアドバイスはもらえないため、自分の翻訳がどうだめだったのか分かりません。
英語や医学の知識があり、翻訳らしきことをやってきた経験があっても、翻訳会社に登録するためには資格試験や通信教育が必要なのかもしれない、と思い始めていました。
そんなときに、ツイッターで出会ったアメリカ在住のベテラン翻訳者さんがオンライン・コンサルテーションをされていることを知り、申し込みました。
さらにその方のご紹介で、米国在住でメディカル翻訳をされている別の翻訳者さんのコンサルテーションも受けることができました。
私自身は、受験や英語の勉強などもわりと独学でやってきたのですが、今回の2件のコンサルテーションを通じて、経験豊富な人に直接相談にのってもらうことは、一人で悩むよりもはるかに効率がいいことに気づきました。
もちろん自分で情報収集したりあれこれ悩む時間も大切ですが、これまで足を踏み入れたことのない分野では、その道の専門家に相談するのが早道だと感じました。
コンサルテーションでは、
・医薬のバックグラウンドがあることが強みなので、(治験などの)堅い文書よりも知識を活かせるやわらかめの内容がいいのかもしれない
・翻訳の作業で気をつける点が理解できるまでは、ベテラン翻訳者とペアで仕事をするのもいいかもしれない
・(翻訳の添削もして頂き)訳語に一貫性がない。意訳しすぎと捉えられそうな部分がある
・団体への所属や資格試験は必須ではないが、アメリカ翻訳者協会(ATA)のディレクトリーに登録すると翻訳会社から次々に連絡が来る
というアドバイスをいただきました。
しばらくは、一般的な英語の勉強を続けながら、原文に忠実に訳す練習と、将来的に使うかもしれないCATツールの勉強をしていく予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。