感謝の気持ちを伝える
こんにちは。メディカルライター&医師のYukaです。
片付けをしていて、研修医4年目のときに受け持った患者さんからもらった手紙を見つけました。当時の私より少し年上の女性で、検査のために数週間入院していました。手紙には、私が毎日会いにきたことがうれしかったこと、他の先生に言いにくいことも私には相談できると思ったことなどがつづられていました。
研修医時代はうまくいかないことが多かったので、そんな風に患者さんから感謝してもらえたことは、当時の私にとっても、改めて読み返した今でも心の支えになっています。患者さんに信頼してもらえたのは、研修医になったときに「研修医は何もできないんだから、せめて朝夕1回は患者さんに会いに行くように」というような(今考えるとひどい)ことを言われて、その通りにしていたからかもしれません。
自分が何かしてもらったとき、感謝の気持ちを言葉にすることをためらうこともあるかもしれません。なんで今さらそんなことをとか、言わなくても伝わるはずとか、物やお金で代用してしまうこともあるかもしれません。
でも、感謝の気持ちをはっきりと相手に伝えることは、自分が思っている以上に長期間にわたって相手に勇気と希望を与え続けることができます。
今年はお世話になっている人に、より一層感謝の気持ちを伝えていこうと思います。