子どもの予防接種記録(海外に移住するとき)
こんにちは。
アメリカ生活4年目のYukaです。
息子が9月からマンハッタンにあるニューヨーク市の公立高校に通っているのですが、予防接種歴のチェックがこれまでのどの学校よりも厳しく、小児科の先生に追加の書類を何度もお願いする毎日です。
今日はアメリカをはじめ海外の学校に子どもを入れる時に、予防接種とその記録をどう準備すればいいか、自分の反省もこめて書きたいと思います。
1、日本にいる時にできるだけ打っておく
わが家の場合は、子どもが小学生のときにアメリカに引っ越したのですが、渡航前に保険適用外の自費ワクチンを打ち、学校に提出する英文証明書を手に入れるために、小児科に何度も通いました。
都内では駒込病院の小児科やトラベルクリニックなどが対応しています。
アメリカでは、必要とされるワクチンが年齢ごと州ごとに違い、とても複雑です。小児科の先生にあらかじめ移住先の州を伝えるといいと思います。
もちろん現地で打ってもよく、その場合は保険でカバーされるのでお得ですが、期間をあけて何度か打つものもあるので、やはり日本にいるうちに小児科で相談しておくといいと思います。
2、現地で追加接種をする
日本ですでに打っていても、年齢によって追加接種が必要なワクチンがあります。
たとえば、生ポリオ世代の子どもの場合、幼児期に2回受けていれば日本では追加接種は不要ですが、アメリカでは4歳以降にもう一度不活化ワクチンを打つ必要があります。
3、水ぼうそうにかかった証明書を用意する
アメリカの場合は2回の水ぼうそう(水痘)ワクチンの接種が必要で、たとえ以前にかかったことがあっても口頭で伝えるだけでは認められません。
そこで、日本で予防接種の英文証明書を発行してもらう時に「水痘(chickenpox, varicella)に何年何月何日にかかった」という記載を一緒に添えてもらうことが必要です。
私はこれをしなかったために、いまになって対応に追われています。
以前の記事(アメリカの現地校に転入するために必要な準備)にも書きましたが、アメリカの学校に入るのに必要なのは、履修証明書や成績証明書ではなく「完全な予防接種記録」です。
最後までお読みいただきありがとうございました。