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仕事に何を求めるか—収入は大事な要素

アメリカ生活3年目のYukaです。

今日は、Ali Abdaalの “I'm Leaving Medicine Forever (not clickbait)” というYouTubeビデオを見て、私にとって理想的な仕事は何だろうと考えたので、それを書きたいと思います。

AliはイギリスのERで医師として働きながら、主に仕事の効率化や生産性向上に関するコンテントを作成し、成功をおさめているYouTuberです。

今回の動画では、医師としてのキャリアを完全にやめることを宣言しているのですが、それ以前にはフルタイムの医師をやめてパートタイムの医師として働いていた時期もあったようです。医師をやめる選択に対するフォロワーからの批判も想定した、非常に論理的な展開で、興味深く視聴しました。

動画の中で、Aliは仕事の要素を、収入(Money)、楽しさ(Fun)、人助け(Helping People)、やりがい(Purpose/Meaning)、社会的地位(Social Status)の5つに分けて検討し、現在のYouTubeをベースとした仕事に専念することを決めたと説明していました。

彼があげた5つの仕事の要素というのは、おそらくこれまでに広く言われていることと、彼独自の価値観を合わせたものだと思われます。それぞれの人によって人生の優先事項は違い、上にあげた5つ以外にも人間関係や自律性(autonomy)が重要と考える人もいると思います。いずれにしても、キャリアを見直す際(特に転職を考える場合)に、こういった要素ごとに分けて考えるのは役に立つと思いました。

一般的には、ある程度安定した「収入」と「社会的地位」はあるけれど楽しめない仕事から、「楽しさ」と「やりがい」はあるけれど「収入」に結びつかない仕事への転職を迷うケースが多い気がしますが、Aliの場合は、YouTubeの「楽しさ」「やりがい」に加えて、YouTuberから得られる「収入」が圧倒的に増えてしまったために、医師としてのキャリアを続ける理由がなくなったようです。

Ali自身、「人助け」の部分で最後まで悩んでいたようですが、一人の救急医として助けられる患者の命よりも、YouTubeから得られた収入の一部を寄付することによって救える人数のほうがはるかに多いこと、YouTubeなどを通じた教育を介しても人助けができるという理由で、医師をやめる決意が固まったようです。

影響の大きさに違いはあっても、どの仕事にも「人助け」の面は必ずあり、「やりがい」は捉え方次第で変えられることを考えると、私にとってはやはり「収入」と「楽しさ」が両立した仕事が理想だなと思いました。そのためには、「収入」を得られる仕事にいかに「楽しさ」の要素を取り入れるか、「楽しさ」を感じる仕事の「収入」をいかに高めるかのどちらかを選ぶしかないと気づきました。

みなさんは仕事に何を求めていますか?

お読みいただきありがとうございました。

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