トラドスをカスタマイズして使いやすくする
みなさん、こんにちは。
トラドスユーザーへの道の続きです。
トラドスのとっつきにくさは、そのユーザーインターフェイス(UI)にあると思います。
人によってはWordなどのOffice系のソフトも機能が多すぎてわかりにくいと感じるようなので、UIがイマイチなのは昔からあるソフトの特徴かもしれません。
そこでいろいろ検索しながら、とりあえず見た目をカスタマイズしていくことにしました。手元にあるWord文書をサンプルプロジェクトとして取り込み、各種設定を変更してみました。
4月15日の学習
原文と訳文のフォントと文字サイズをカスタマイズしました。オプション→エディターで、「書式を表示せずタグを表示する」を選択した上で、英語と日本語のフォントを変えました。そうすることで全体に一体感が出て、大分見やすくなりました。
そして少しでもトラドスに親しみが感じられるように、トラドス全体の設定を英語から日本語に変更しました(「表示」からUIの言語を変更)。
4月16日の学習
引き続きエディター画面をカスタマイズしています。
まずは、タグの表示を「完全なタグのテキスト」にしました。
そして、一番気になっていた色の問題。「タグ」や「メモリーとの一致率」の色を、すべて同じブルーに変えてしまいました。
デフォルトではオレンジや紫など補色関係にある色が使われていて気が散り、翻訳に集中できない印象がありました。私だけかも知れませんが、フォントを統一して、画面上の色を減らすだけで、かなり使いやすくなると思います。
さらに「表示」から「他の翻訳レイアウト」を選ぶことで、上に翻訳画面、下にメモリーと用語を表示することができました。
ここまでの感想
すでに他のCATツールを使っていて、トラドスがとっつきにくいなと感じる場合、エディター画面の見た目をシンプルにするところから始めると良さそうです。私も、そうやって設定をいじっているうちに、だんだん親しみがわいてきました。
参考にさせていただいているのは、
・Trados日本語サイトの土田さんによるハウツーガイド
・Trados公式YouTube
・翻訳会社テクノ・プロ・ジャパンさんのNote記事
・Tradosさん、頑張って(ブログ記事)
です。
マニュアルを最初から読んでいくよりも、気になったことをそのたびに検索していくほうが、効率が良さそうです。