ゲームと仕事と勉強(ポッドキャスト感想)
こんにちは。アメリカ生活3年目のYukaです。
あるポッドキャストをきっかけに、仕事と勉強をもっと楽しめるようにするためにはどうすればいいかを考えました。
今日はそのポッドキャストの紹介と私が思ったことについて書きたいと思います。
お気に入りのポッドキャストのひとつである「Hidden Brain」の2021年11月8日のエピソードです。このエピソードには、ペンシルバニア大学ウォートン・スクールで教えるEthan Mollickがゲスト出演し、ゲームの面白さを応用することで、仕事をもっと楽しくできるのではないかというテーマにそって話をしています。また、ゲームが人を夢中にさせる理由や、ゲームを使ったシミュレーションが現実社会に役立っている実例についても紹介しています。
Apple Podcastsのまとめにはこう書かれています。
The world of play and the world of work are often seen as opposites. But they may have more in common than we think.
訳)遊びの世界と仕事の世界は正反対だと思われることが多い。しかし、私たちが考える以上にそれらの世界には多くの共通点がある。
全体で50分程度の長いエピソードなので、ここでは「ゲームが人を夢中にさせる理由」を2つ取り上げ、それを仕事や勉強に応用するための方法について考えてみました。
「ゲームは難易度が絶妙に調節されているので、何度でも挑戦したくなる。」
ゲームには、徐々に難易度が上がるなど、何度でも挑戦したくなるようなアルゴリズムが使われているそうです。仕事や勉強が面白くない場合に、内容が易しすぎるまたは難しすぎるというのは、どんな人も経験があると思います。
ゲームで行われている難易度の調整を、勉強や仕事に当てはめるとすると、「少しだけ負荷のある」環境をいつでも用意する、ということではないでしょうか。そうすれば、退屈すぎてやる気を失ったり、難しすぎて投げ出したくなったりすることがなくなると思います。
個人の能力の面では、自分が今持っている力を客観的に判断できて、次に取り組む課題を適切なレベルに設定できる人、勉強量や仕事量をうまく調整できる人は、勉強や仕事にやりがいや楽しさを見出しやすいのかもしれません。
また、周りのサポートの面では、例えば塾、家庭教師、上司、コーチなどから、勉強や仕事の進め方に関してサポートを受けられる環境ということになるかもしれません。また、最近ではAIがテストやアプリなど様々な場面で使われていますが、AIを利用した学習方法では、個人のレベルに合わせた課題の設定がうまくいくのではないかと思います。
「ゲームでは失敗を恐れずに挑戦できる。ゲームの中での失敗は他の人と共有したくなる。」
ゲームでは失敗に対する精神的なハードルが現実よりも低くなるので、難しそうなことにも挑戦したいという気持ちになるそうです。失敗を楽しむ気持ちすら生まれるそうです。
「失敗から学ぶ」というのはよく言われることですが、実際には失敗にネガティブなイメージを持っている人が多いと思います。うまく行かなかったらどうしよう、失敗したら周りにどう思われるだろうか、という不安やストレスによって、勉強や仕事がつまらなくなっているのかもしれません。
それぞれの人が失敗に対する考え方を変え、失敗しても大丈夫と思える環境や、個人の失敗から学ぶことでチーム全体が成長するという雰囲気が作ることができれば、チーム全体が成長できるのではないかと思いました。
今日は、ゲームはなぜ人を夢中にさせるのかを掘り下げたポッドキャストのエピソードをもとに、勉強や仕事をもっと楽しむための方法について考えてみました。今よりも少しだけ難易度の高い課題に取り組んでいける環境、失敗を恐れずに難しいことにもチャレンジできる環境を個人レベル、チームレベルで作り出すことが、特に大事なポイントだと感じました。
ゲーム好きの人もそうでもない人も楽しめる内容のポッドキャストなので、ぜひ一度聴いてみていただけると嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。