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帰国子女の編入試験のために準備したこと

こんにちは。

アメリカから日本に帰国するにあたり、子どもたち(中学生女子と高校生男子)に編入試験を受けさせました。

わが家の限られた経験ですが、どなたかの参考になるかもしれないので、記録しておこうと思います。

まずは学校探し

学校を探し始めたのは、試験の約半年前です。

まず、帰国子女を受け入れている学校をまとめたウェブサイトで、どういう学校を受験できるのか確認しました。希望は、男女共学の中高一貫で、学費が高すぎないこと、通学時間が1時間を超えないこと。探している中で、うちの子たちにぴったり合いそうな自由な校風の学校が見つかりました。

過去問をすべてダウンロードしてプリントアウトしました。そして過去の入試要項を見て、どのような書類を提出する必要があるのか確認しました。帰国子女の編入試験の要件は学校によって違うので、わからないことがある場合は早めに担当の部署に問い合わせるのがお勧めです。親が用意すべき書類については別記事にまとめました(→日本の学校に編入するために必要な手続き)。

3か月間の試験対策

普段の生活もあれこれ忙しく、本格的に試験対策を始めたのは試験の約3か月前でした。3か月で英語のエッセイ、日本語のエッセイ、面接の対策をしました。

英語のエッセイの添削は、英語と日本語の先生をしている日本のお友達にお願いしました。

過去問のエッセイ以外に、ショートエッセイを書いて提出する課題も出していただきました。そのおかげで、世の中のできことに興味を持ち、意見を書く練習をつむことができました。普段は、家族以外の大人と日本語で話す機会がなかったので、授業中に先生と話すことで日本語の練習ができるというメリットもありました。

現地校に通っている子であれば、英語(または現地の言葉)でエッセイを書くこと自体はそんなに大変ではないかもしれません。ただ、どんなテーマでも意見を出す、制限時間内に書く、調べずに話題を広げる、テーマがぶれないように書くというのは、ある程度訓練しないとできるようにはならないと思います。今回は先生にお願いすることで、子どもたちは適度な緊張感とモチベーションを保つことができ、私は子どもたちとの争いを避けられたので、大正解でした。

日本語のエッセイは1か月前から始めて、こちらは私が添削しました。漢字がわからない場合はひらがなで書く、自分の経験を具体的に書く、同じことを何度も書かないようにと注意しましたが、子どもは親の言うことを素直に聞かないもの。何度か喧嘩になりました。

面接のためには、日本の高校入試用の面接対策本を購入しました。「こういうこと聞かれたらどうする?」と話し合いました。日本にいたら当たり前のことかもしれませんが、人前で父母や祖父母をなんと呼ぶかなど、丁寧語の使い方の確認にもなりました。

英語の資格は必要?

必須ではなかったのですが、上の子には英語の検定も受けさせました。最初は英検を考えていたのですが、ニュージャージー州の会場まで時間がかかるのと、一次試験と二次試験が別日なのがネックでした。そこで日程と会場の融通がきくTOEFLにしました。日本ではTOEFLは高くて英検よりハードルが高いイメージですが、交通費と日程の自由さを考えると、アメリカにいる間はTOEFLの方が簡単です。

結果的には無事に2人とも希望校に合格することができました。親は願書を書いたり、必要な書類をそろえたり、帰国の準備で忙しくなると思うので、帰国子女の編入試験でも一般の受験と同じようにプロの手を借りるのはありだと思います。

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