帰国後に予想以上に面倒だった手続き
こんにちは。
帰国後の手続きについて経験者の方々のブログを読んで調べてはいたのですが、そこにあまり書かれていなかったことで、予想外に面倒だった手続きがあります。
それは、サブスクリプションにひも付けられた住所とクレジットカードの変更です。
まず、アメリカのクレジットカードは出国後すぐに使えなくなり、使えるのはアメリカの銀行のデビッドカードだけになってしまいました。アメリカの銀行は住所を日本にすることができるものもあるのですが、アメリカのクレジットカードの多くはアメリカに住所のある人しか持てないようです。そのため、支払い方法をすぐに変更する必要が出てきました。
サブスクリプションのアカウント情報を日本の住所に変更するところまではいいのですが、ややこしいのは、住所を日本に変えると支払いが円表示に自動的に変わるものと、ドル表示のままのものがあることです。また、日本のクレジットカードが認証されないサイトもあるようです(日本在住の翻訳者さんはProz.comの支払いをどうされているのでしょうか)。
GoogleやMicrosoftなどは国ごとに別のアカウントを作る必要があるようです。特に苦労したのがOffice 365のサブスクリプションの更新です。アカウントの住所を日本に変更し、クレジットカードも日本のものに切り替えようとしたところ、クレジットカード情報の住所を米国から日本に変更することができませんでした。
困ってMicrosoftコミュニティーに質問したところ。どうやらOffice 365などのライセンスを国を越えて引き継ぐことはできず、以前のライセンスが切れた後に、居住国で新たにライセンスを取得するしかないようでした。つまり、サブスクリプションが切れたタイミングで、居住国で新たにサブスクリプションを開始する必要があるのです。サポート窓口にも問い合わせていたのですが、「アカウント情報は変更できているから支払い情報も更新できるはずだ」としか言われず、コミュニティーで回答が得られて助かりました。私の場合は米国から日本への引っ越しですが、日本から米国に引っ越しする場合にも同じことが言えるようです。
昔は住民票の手続きだけだったのが、オンラインショッピングやサブスクリプションが増えたことで、国を越えた引っ越しに伴う面倒な手続きも増えてしまったようです。
サブスクリプションに限らず、日本の銀行やクレジットカードでも、電話番号やSMSを使った2段階認証が必要とされることが多いので、帰国後の手続きを順調にすすめるためには、携帯電話番号を速やかに手に入れることが大事です。