仕事で信頼を得るために必要なこと
アメリカ生活3年目のYukaです。
先日見たYouTube動画で、仕事では「相手に安心感を与えることが大事」と聞いたことをきっかけに、相手から信頼を得ること、相手を信頼することについて考えました。
世の中は信頼関係によって成り立っています。複数のものの中から何かを選ぶというのは、その選んだものを1番信頼しているということです。これまであまり意識したことがなかったのですが、相手から信頼されることは、社会で生きていくために大切な能力のひとつなのではないかと思いました。
今日は信頼を気づくための方法について、「関係を築くための信頼」と「関係を維持するための信頼」に分けて書いていきます。
他の人の意見(testimonial)や社会的証明(social validation)
身近な例として、オンラインショッピングでの星の数や点数、利用者の感想、知人のおすすめなどがあります。推薦状など、下書きを本人が書いていることは暗黙の了解の上で、名の通っている人のサインがあるという事実によって本人の価値を高める効果があります。
他にも、SNS上の知り合いの数やコメント数などの数値、学歴・職歴もこの分類に含まれます。SNSでの対象層をしぼったマーケティングは、この効果を使って商品の信頼を高めています。Twitterもある教材や資格試験がTwitterで話題になり、その後に多くの人が同じことをするという光景をよく見かけます。私自身も評判になっている教材やアプリを購入したことがあり、マーケティングにのせられていることを実感します。
第一印象
就職活動などにおいて、身だしなみ、話し方、清潔感などの見た目の大事さが強調されるのは、全体的な印象が相手の心理に与える影響が大きいからです。形にこだわることに反感を持つ人もいると思いますが、相手の信頼を得たいと思う場面では「相手が安心できる」ような振る舞いが大事だと思います。
矛盾がない、一貫している(consistency)
たとえば、言動が一致している、相手によって態度が大きく変わらない、裏表がないというのは信頼につながります。また、いつも同じように行動する(定期的にSNSやブログの投稿をする)、同じ時間に出勤している、気分のむらがないなども、相手に安心感を与えます。
メール対応が早い
以前にATA(アメリカ翻訳者協会)のウェビナーを視聴した際に、国によってビジネスメールの返信の許容期間が違うという話がありました。ジョークも含めている感じはありましたが、たしかアメリカは数時間以内、ヨーロッパは数日以内と言っていました。実際、アメリカに来てからのメールのやり取りでは、半日後や翌日の返信に「返事が送れて申し訳ない」というコメントをつけてくる人がいます。
相手のテンポに合わせて返信するのは大事だと思っています。たとえば、いつもすぐに返信をくれる相手にはできるだけすぐに返信するほうが無難です。そういう人は相手もすぐに対応することを内心期待しているからです。今はパソコンを開かなくても携帯でメールを確認できることがほとんどなので、何日間も返信をしないでいると、どうしたのかな?と相手を不安にさせてしまいます。不安感は信頼を失うことにつながります。すぐに回答できない場合でも、メールの内容を確認したこと、いつまでに回答する予定であることを書いた返信を返すことが大事だと思います。
メールの返信はささいなことのようですが、特にビジネスにおいては、これひとつで印象が変わってしまう大事な要素です。私自身は通常は1〜2時間以内、遅くとも翌日までには返信するよう心がけています。
約束を守る
待ち合わせの時間に遅れない、期日を守ることも、信頼につながります。何か事情があって遅れそうな場合や期日に間に合わなそうな場合は、直前ではなく余裕を持ってあらかじめ知らせてほしいですよね。
今日は、信頼を獲得する方法について、考えてみました。みなさんはどんなことが信頼感につながると思いますか?
お読みいただきありがとうございました。